6月30日 ベーリック・ホールコンサート終了

6月30日ベーリック・ホールでのコンサート 無事終了しました。

お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました!


 

東京に来て初めての関東でのコンサートということで、

知人も多くなく不安もあったのですが、演奏が進むにつれ

お客さまが徐々に増えて嬉しくなりました。

 

ベーリック・ホールは1930年に建てられたスパニッシュ様式の洋館ですが、かつて寄宿舎としても使われていたそうです。

そんな素敵なところで幼少期を過ごせるなんて、本当に贅沢ではないでしょうか。

建物を入ったすぐ右手がサロンになっていて、そこで演奏させていただきました。

ピアノを演奏していると、窓から庭が見えるのですが

のんびり寛いでいる方々や、子供たちが遊んでいるのが見えて、何だか心が和みました。

今回はアルベニス、グラナドスなどのスペインもの、

そして南仏の作曲家セヴラックなど、サロン風の軽めの作品を

多く取り上げました。どれもあまり演奏される機会はないのですが

この洋館のサロンで演奏していて、本当に良い気持ちになり

「これらの曲は、かつてこんな親密な空間で演奏されていたのだ」と

肌で感じました。現代の大ホールでの演奏会とは随分異なりますね。

自分の音や響き、そして何より聴いてくださる方々の反応が

きちんと感じられて、演奏していて自分のコントロールがしやすい印象があります。

今後も、このようなプログラムでの活動を続けたいと思います。